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なぜ「出世したい」のか? 何をいまさらという感じだが、「なぜ出世したいんですか?」と聞くと、口籠もる人が多い。 理由があっても人には言いたくない場合もあるだろうが、意外と、明確に意識している人が少ないのも事実だ。 職場の同僚や上司・部下に聞いた内容をまとめてみる。 出世したい理由の第一は、やはり「金」だ。 うちの会社は幸いにして、このご時世でも賞与が出るが、同じ年次・年齢でも、担当と課長では、賞与の額は倍近く開きがある。 金額にすると約50万円(/半期)の差だ。 課長と部長では、差はさらに開く。 同じ年次・年齢で、家族構成も同じ場合、年間100万円の差がいかに大きいことか。 多くの人が出世を望むのも当然だろう。 第二は、「権力」。 偉くなれば、当然のように職場内で権力を持つことになる。 部や事業部、本部、果ては会社の中で、ヒエラルキーの頂点に立つことは、仕事が人生の大半を占める日本人にとって、自己実現の最たるものだ。 権力を持てば、周囲からは恭しく奉られ、自尊心をくすぐられることも大きい。 そして、権力があるということは、自分のやりたいように仕事を進められる。 仕事上のストレスも格段に減ることだろう。 三つ目は「将来の安泰」。 我が社は一大企業グループの親会社ということもあり、本部長以上になれば、再就職先として子会社の社長のポストがほぼ約束されている。 年をとって会社から不要とされても、子会社で社長として君臨することができ、相応の給料をもらい続けられるのだ。 もちろん、出世することで責任は重くなり付き合いも増えるが、そのデメリットを補って余りあるメリットが出世にはあるのだ。 PR |
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「○○部長は役員のお気に入りらしい」 「あいつは○○さんに嫌われてるよ」 「A子とB男は付き合ってるんだって」 会社には、どこから集めてくるのか、こういう情報を持ってる人がいる。 そして、情報を持ってる人はたいてい出世する。 理由は3つ。 1、誰が上から好かれているか、または嫌われているか、という情報を持っていると、アピールすべき相手を適切に見極められる。 出世の見込みのない人に忠誠を誓っても自分の出世は見込めないのだから。 2、情報を持っている人には、人が集まってくる。 誰だって、人事情報やゴシップは好きだ。 そういう情報を聞きたいから、情報を持っている人の周りには人が集まる。 人が集まるということは、その人には力や魅力があるという印象を与え、出世につながるのだ。 3、情報を持っている人も、その情報は誰かから仕入れたものだ。 そして、特に人事情報などは、下っぱが持っているものではなく、それなりの役職の人が持っているものだ。 つまり、情報を持っている人は、すでにそういう人たちとコネクションがあるのだ。 そう、情報が集まる人は出世するのだ。 あなたも、情報が集まる人になるか、そういう人と親しくなってみてはいかがだろうか。 |
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東京に本社のある大企業の場合、本社勤務と地方勤務では出世に差が出るのか? 会社にもよるだろうが、わが社(ITベンダー大手)では、大いに差がある。 そしてダントツで本社が有利だ。 長い本社勤務のうちの数年を地方で過ごし、昇進して本社復帰というパターンもあるにはあるが、長く地方にいて出世ルートに乗る人は極めて少ない。 数十人いる役員のうち、地方勤務が長いのは一人か二人だ。 なぜ本社と地方で出世に差が出るのか? 簡単に言うと、「偉い人が本社にいるから」だ。 当たり前と言えば当たり前だが、本社にいると、地方に比べ偉い人と接する機会が多い。 商談や飲み会やゴルフコンペ、はたまたエレベーターやトイレでも、接する機会がある。 偉い人と遭遇した時に、自分をさりげなく売り込む。 もしくは誰かが自分を売り込んでくれる。 それが、出世につながるのだ。 例えば、全く同じ条件の二人のうちどちらかを昇進させるとなった場合、知っていて親しみを感じる人間を上げたいと思うのは人情だろう。 偉い人だって、人間だ。 好き嫌いは必ずある。 そして、少なからず好き嫌いは人事に影響する。 つまり本社にいると、偉い人と接する機会が地方より多く、その分引き上げてもらえる可能性が高まるのだ。 もちろん、偉い人と接した時に失態を冒したり嫌われたりした場合には、逆に地方にいるよりも出世は遅れるが、、、 |
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出世する人は敵を作らない。
当たり前のような話だが、これが意外と難しい。 業種や職種にもよるが、僕のようにIT業界で営業をやっていると、社内・社外を問わず 実に多くの人とお付き合いをさせてもらうことになる。 三十路の僕でさえ持っている名刺の数はゆうに500枚を超えているのだから、管理職 や経営層に至っては、想像するだけで恐ろしい。 何百人という人たちと一緒に仕事をしていると、中には、ウマの合わない人や気に食わ ない人が必ずいる。 これはしょうがない。 人間なんだから、好き嫌いがあって当然だ。 自分の上司が嫌いな人間なら、仕事と割り切って、嫌いじゃないように見せかけること もできるだろう。 だが、その嫌いな人間が、自分の上司ではない場合が厄介だ。 自分の上司ではないので、嫌いならマトモに相手をしなければ良い、と思う人も多いだ ろう。 しかし、気をつけなければいけないのは、 その「ウマの合わない人が、自分の出世を左右する可能性がある」ということ。 「アイツは嫌いだから邪険に扱おう」とか 「あの人とはウマが合わないから、言われたことも適当に流そう」とか やっていると、後で痛い目を見ることがある。 その人が、いつ自分の評価をする立場になるか分からないからだ。 もしくは、その人が、自分を評価する人に影響力を持っているかも知れない。 そして、人に嫌われやすい人ほど、昔のことを覚えていて、邪険な態度をとったアナタ に「権力」という名の鉄槌を振りかざしてくるものなのだ。 比較的出世競争の激しくないと言われるIT業界でこれだから、金融機関や商社なんか では、もっと露骨に「好き嫌い」で出世が左右されてしまうのだろう。 |
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忍耐は美徳。 いつの時代の言葉だろう、と思うだろうか? 忍耐なんてバカバカしい、と笑うだろうか? いやいや、世のサラリーマンのほとんどが、「忍耐」している。 そう、耐え忍んでいるのだ。 上司からのしつこい説教。 部下の青臭い反抗。 出世していく同僚の後姿。 客からの理不尽な要求。 耐え忍ぶことは山ほどあるのだ。 世のサラリーマンは、みんな耐え忍んでいる。 胃薬を飲みながら。 居酒屋で愚痴を垂れ流しながら。 だが、出世する人間は「忍耐」などしていない。 「耐え忍んで」などいないのだ。 出世できる人間は、「流す」のだ。 上司からのしつこい説教は、文字通り「流す」。 部下の青臭い反抗は、適当に「いなす」。 出世していく同僚の後姿は、「気にしない」。 客からの理不尽な要求は、うまく「さばく」。 まぁ、出世する人間はそもそも仕事ができて人心掌握にも長けているから、 しつこい説教を食らうことも青臭い反抗を食らうことも少ないだろうが。 出世していく同僚の後姿を目にすることもないだろう。 同じストレス要因であっても、出世する人間には単純に「流す」対象であり、 出世しない人間にはひたすら「耐え忍ぶ」対象なのである。 出世する人間は、余計なストレス要因は「流し」て、もっと力を注ぐべき部分 に力を注ぎ、出世しない人間との差を広げていくのだ。 |
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